感情の履歴が人生の物語になる

感情の履歴が人生の物語になる

些細なことに胸がざわつく。それは喜びであったり、悲しみであったり、怒りであったり、実に多様な表現を人は無意識のうちに行っています。

このように人間というのは昔から『感情の生き物』と言われるぐらい感情の変化が激しい動物だと言われています。
これはとても素晴らしい特長であり、ある意味特異な能力と言えるかも知れません。

それでも怒りっぽかったり、気分にムラがあったり、気分が浮ついたりすることをコンプレックスに感じる人がいます。でも、みんな顔が違うように、感情表現の方法も千差万別だから悩む必要はありません。

むしろそれを「個性」と思って、上手に使いこなせば人間味が増してくると思います。

言い換えれば、日々時々で変わる感情の履歴を綴れば、それだけで立派な人生物語になると思いませんか。

プロのアスリートでも、不安で眠れぬ夜を過ごすときがある

日本国内、そして世界で活躍しているプロのアスリートを見ていると、いつも自信に満ちていて、ポジティブな考えを持って日々を過ごしているように見えます。
私もそのように成りたいと、誰でも思うでしょうね。

でもアマチュアのアスリートに限らず、さらに緊張感が強いられるプロの世界でも、平常心でいられるほど人間のハートは強いものではありません。

報道の映像などでよく映るプロの姿は、ポーカーフェイスが上手く、決して弱みを外には出していないように見えます。
でも内心ではドキドキして、自分の感情と戦っていると、有名な選手が語っているのをよく耳にします。いつも笑顔でインタビューに答えている選手も、大きな試合前になると夜は不安で身を震わせているかもしれません。

だからプロの選手は、自分の不安要素をひとつずつ分析して、その不安に打ち勝とうと、必死になって練習をして、不安要素をなくしていきます。

豊かな感情を持っている人間であることに誇りを持つ

もし○○だったら・・・、と人は常に直ぐ先のことを仮説にたてて、その仮説に対して何かしらの感情を持ちます。
たぶん、たいていは不安な感情が先にあると思います。

先述したアスリート達のことを知ればわかるように、「不安」が行動の原動力になっていることがわかります。

不安と聞くと、その文字をみるだけでネガティブな印象が強いのですが、実は行動の原動力となる「きっかけ」を与えてくれるポジティブな感情とも言えるのではないでしょうか。

不安をきっかけにして、行動や考えを巡らせて、次々と現れる感情を楽しみましょう。
素直に不安を受け取り、次の活動に伴って訪れる感情を全身で表現してみましょう。

その表現する力が、人生の物語を今以上に豊かに彩ってくれるはずだから。