何かをはじめよう。そう思っている時のあなたは、ポジティブなエネルギーが身体から満ちあふれているはず。
でも動き始めるその前には、まず心身共に身軽にしておいた方がいいかもしれません。
人生は短いのだから、こんなことに時間をとられてはもったいない
誰の人生にも限りがあります。その限られた時間をできるだけ無駄なく、効率よく使うためには、今必要な事だけに集中する体制を整えておく必要があります。
つまり、無駄なことや今しなくてもいいことに、時間を割いてしまうのはとても”もったいない”のです。
人生が無限に続くのであれば、自分にとってあまり重要でないことや、本当はやりたくないことに時間を使ってもかまわないでしょうが、実際にはそうではありません。
それだったら、できるだけ自分にとってうれしい時間や楽しい時間、やりがいのある時間を増やすほうがいいと思いませんか。
人生物語の醍醐味は、やりたいことをどれだけやり切ったかにある
活動の前に最初にやっておくこと。
①今、現在やっていること、これからやることを書き出してみる。
②その中で、今はやらなくてもいいこと、捨ててしまってもいいことをチェックする。
③残ったものに優先順位をつける。
上記ができあがったら、もう一度優先度を見直し、無理なく減らしたり、切り替えられるものがあれば、自分の希望や思いと、実際の時間の使い方とを組み合わせてみてください。
また、「何かを捨てる」行為は、恐怖心や不安を呼び起こします。そんなときには、「捨てる」のではなく、「いまの自分には必要なさそうだから、箱に入れてしまっておこう」と考えることにしましょう。
家の中のモノでも「捨てる」のには、大きな決断が必要ですが、「とりあえず物置に入れておこう」はやりやすい。しかも、家の物置と違って、心の物置は無限に入りますから、いくら置いておいてもまったくかまいません。
物置に入れておくことで、しばらくの間は自分の注意やエネルギーをやりたい方向に向けることができるようになります。
それでも「人生うまくいかない」ことがある
最初は勢いではじめたけど、だんだん思うように事が運ばなくなってきた。
このように人生の物語は、なかなか筋書き通りに進んでくれないのが常です。
あなただけではなく誰でも、うまくいかないこともあれば、落ち込むことがあるのです。
ただし「どれぐらいすぐに立ち直れるか」は人によって違います。
悩んでいる時はいろいろな事を混同して考えてしまいそうですが、「うまくいかない問題が解決すること」と「自分を立て直すこと」は別物です。
はっきりと問題が解決できていなくても、自分を立て直すことはできます。
何があっても心のバランスは崩れない、という強さをめざすより、心のバランスを崩したときに自分で立ち直る力をつけていくほうが現実的。
自分で自分を立て直す工夫やコツ
「自分をあやす方法」や「自分を許す方法」を、いくつか持っていると楽ですよ。自分に効く自分の許し方は、いざ必要となったときに考えようと思っても難しいので、落ち込んでいないときにあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
まずはこれまでに自分に効いた「自分のあやし方」「自分の許し方」をリストアップしてください。
カラオケに行く、山に登る、買い物に行く、上等の酒を飲む、などいろいろ出てくると思います。
また繰り返さないための原因究明
自分をあやしたり許すことができて、気持ちが落ち着いてきたら、今度は客観的になって、信頼できる人に相談してもいいから、悩みの原因を考えてみよう。
そして「次はどうするか」を考えてください。
そうです。次の行動の計画を立て始めるのです。